About Me

色の学びと実践力

教科書言葉ではなく、普通の言葉をベースに色を扱う方法を教えています。

日本の書店に並ぶ色彩関連の書籍数は世界一とも言われるほどの充実ぶりです。しかし実際に、ビジネスの現場で使おうとすると、本の中の知識通りに進まず、「理論だから間違っていないはずなんだけどなぁ…」と戸惑った経験をお持ちの方は、実は少なくありません。けれども、これは当然のことです。

物理、化学、生理学、認知科学、心理学、言語学、芸術、哲学、建築デザイン、ファッション、マーケティング、臨床心理、、、、ざっと数えてもこれらの全てのジャンルで色彩は必ず関わっています。いずれも専門性の高い分野です。
 
一般的に書店に並ぶ本(Amazonなどでは上位表示される本)は、分野に関係なく知っておく必要があるとされている基本的な情報で構成されています。

各種の色彩検定も同様です。「広く浅く」です。

「広く浅く」から「狭く深く」へ。

どのような分野(ファッション、インテリア、各種デザイン)でも使われる色は限定的です。教科書で学んだ色が全て網羅されて使用されているということなど滅多にないでしょう。

ここで必要となるのは「深掘り力」です。そして深掘る場合に役立つのが「普通の言葉」、つまり実際に発話された言葉です。なぜなら、それが私たちの感覚にぴったりするからです。その「普通の言葉」を「教科書言葉」に置き換えながら、理論と現場を横断させること、これが実践力の正体です。

得意とするサービス

「色は美しく楽しいものなのに、学ぼうとすると小難しい…」との声をよくお聞きします。その気持ちに共感もできるのですが、「色を学ぶと、色がもっと楽しく、美しいものになった!!!」を共有したいとの思いから、色彩理論を分かりやすく伝えることを30年近く続けています。

また仕事で色を扱う方の中には、実務経験の豊富さにも関わらず「センスがないから…」と、色決め現場などで消極的なスタンスをとられる方も少なくありません。経験値を言葉にして、もっとお客様に届けていただけば、有益な情報の共有にもなりますので、そのようなクライアント提案のスキルを向上させる「色の説明の仕方」のレクチャーも尽力しています。

その一方で「理論だけではつまらない!」と声を大にして言いたいのが装いです。好きな服が似合うとは限りませんが、似合うだけでもつまらない。ですから「好きを似合うに変える似合わせ術」もモチベーションMAXで関わっています。

色彩理論を分かりやすく教えること
色とイメージとの関係、形や素材の感覚を適切な言葉に置き換えて説明すること
基礎理論を業界別に応用変換させた実践的なカリキュラムを作ること
「似合う」と「好き」の双方を叶えるコーディネートを提案すること

クライアントさんや生徒さんから見た私の印象

講座を通じて感じた私の印象をお聞きしてみました。

ズカズカと入ってくるのではなくて、穏やかに包み込んでくれる感じ。でも感覚でなくて知識で答えてくれるから安心出来る、っていう感じがする人です。
A.Kさまより
常に自分も周りも俯瞰して見られている。人の本質を見抜く力がある。ノリが良くて楽しい人。
R.Yさまより

他の人はなかなか言ってくれない厳しいことを言ってくれるのも助かっています。

H.Jさまより

女性的なきめ細やかさ、気遣いがある一方で男性的な論理思考、 冷静さを持ち合わせていてとてもバランスがいい。人に何かを伝えること、人から何かを引き出すことのスキルが高い。老若男女、どんな立場や状況の相手でも絶妙な距離感と感性で関われる。

 
Y.Rさま
オープンカレッジでお会いした先生は、自分のパーソナルカラーのジャケットを着て似合う色のスカーフを巻いたテレビでよく見かけるおばちゃんの先生ではなく、素敵にパーソナルカラーを使いこなしていると言う感じの先生でした。 そのとき、先生みたいにパーソナルカラーを使ってみたいな〜と思いました。
O.Hさま

感覚を理論で腑に落とす

目で見て色を選ぶ場合、大抵は「なんとなく」の理由で選ばれます。とはいえ、これ自体に問題があるわけではありません。

問題となるのは、その色使いを改良・改善すつ必要が発生した場合です。「なんとなく」の理由のままでは、問題の原因も改善ポイントも手探り状態に陥ります。

そこで役立つのが理論です。理論をガイドにすることで、「なんとなく」の状態から「なるほど!」の納得へとフェーズを上昇させることが可能になります。

これはビジネスにおいても、個人的なファッションの楽しみ方でも、全く同じことです。

まずは「センスは生まれつき…」との誤解を晴らすことから初めてみませんか?